ブログネタ
東京都中野区! に参加中!

上鷺宮を守る会 第3回全体集会


20070414kamisagigardian今夜も、上鷺宮を守る会の総会に出席させて頂きました。
これまでの簡単な経過報告の後、出席者同士で色々な意見交換を行うわけですが、これがとても熱がこもっているので興味深いというか、新しい情報やら問題点が出てきて白熱したり盛り上がったりと色々あります。






その中で私の興味を引いた一つ目。
道路拡張の際、手っ取り早く処理できそうな区立の小中学校や都立高校の敷地を1m削って道路を広くする動きがあるというもの。 教育行政が破綻しかけている中、教育環境を悪化させるとも受け取れる手法。 大人の都合で子供の環境をねぇ・・・狭い学校は鷺宮小学校だけで充分ですよ、ホント。

<4/16一部訂正>
興味を引いた2つ目。
東京都の都市計画には、地域の道路率16%という数値目標があるらしい。 対して、上鷺宮地域の道路率が16%未満で15%前後らしい。 ところが、この分母には5つの学校や区の施設が含まれてる。 本来、私有地に対して道路がどれだけあるか?が本来求めるべき数値ではないかという疑問が投げかけられており、試算では20%に迫る数値が出るとの事。 このあたりに「役人の数値操作があるのではないか?」 という疑念が住民に起きていて、不信感を煽る形になっている。
また、計画道路215号線というものがもし完成した場合は、上鷺宮各地域の道路拡幅を行わなくても、分母が何であれ16%に達してしまうとの試算もある。 なんか、「お役人様」は都合のよい数値だけ並べて、地域住民を煙に巻こうとしているような・・・

そして興味を引いた3つ目。
なんと、道路を拡幅する際に、私有地は無償提供になるとのこと。 簡単に言えば、道路は広げるが土地代は出さない払わないと・・・・財産権の侵害だという声が上がっていますが、私もそう思います。 見返りとして建蔽率を40%から50%、容積率を80%から100%にするという。 資産価値として見返りは充分なのか不十分なのか私には判断できませんが、土地を強制的に分捕られるというのは、当事者として我慢できるものでしょうか? なんか、「お国のために鉄やら銅を事実上強制回収」された戦時中の話がオーバーラップしてきます。 お寺の鐘すら回収されたそうですからね(脱線)

さてこの建蔽率やら容積率の説明の際に、中野区のほとんどの地域は50%-100%らしく、上鷺宮地域だけ40%-80%らしいですね。 そのかわり、建物同士の間に余裕があって閑静な住宅街になっている。 便利な通り抜けの道もなく、交通も穏やかだと。 ところがすぐ近隣の練馬区や杉並区の住宅地域は40%-80%の組み合わせになっているらしいのです。 この日に出席された方がわざわざ調べておられました。 

こうなると、中野区から提示された数値というのは、果たして信頼に足る数値なのか? 操作された数値ではないのか? まるで大本営発表の・・・・・(脱線)

住民の側にあまり肩入れしすぎてもいけませんが、どうにも「噂の東京マガジン」あたりに登場する「お役人様」がたと同じように感じるのは気のせいではないと思われます。 

他にもまだまだ細かく興味を引いた点があります。
しかし、中野区の年度替りに伴う人事異動もあって、2月の区長対話集会に出席された「お役人様」の移動もあったようで、しばらくは様子を見る状況に成るかもしれません。

ここで、ふと過去の「お役人様」たちの戦術をかえりみると、「切り崩し」なる戦法を使うことが多いのを思い出します。 対象地域や個人の状況に合わせて、反対派の勢力をそぎ落とす方法ですね。 戦術の良し悪しはともあれ、中野区の動きを注意深く監視するしかないようです。