中野区は開かずの踏切を通学路に設定予定 
第四中学校と第八中学校が2021年度に現在の美鳩小学校に統合新中学校を設置する予定だそうです。そして現在の中野八中はすぐに改築されて、2023年度から西中野小学校と鷺宮小学校の統合新小学校となって、西中野小学校に通っていた小学生を、開かずの(迷惑)踏切を通って通学させるそうです。 

開いてもすぐに閉まる開かずの(迷惑)踏切にです。 
開いた!と遮断器が上がっている最中に「カンカンカン♪」と鳴り出すあの迷惑踏切を通って通学させることが計画されています。西武鉄道や東京都に通学用の跨線橋やアンダーパスの予定すら未定とのことです。 

そして驚くべきことがもう一つあります。
北中野中学校の改築期間中、西中野小学校を仮校舎にする予定も立てているそうです。
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開かずの踏切を通って北中野中学校の生徒を通学させる計画 

北中(北中野中学校)の改築計画は仕方ないと思います。 
が、西中野小学校は敷地の一部が杉並区という、中野区の最果てに通学させるだけでなく、あの北中生徒たち数百人を開かずの踏切を通って通学させるとかいう、無慈悲で危険な北中野中学校改築計画があるそうです。 
上鷺宮全域と、鷺宮4〜6丁目に住む生徒たちを、踏切を渡らせて北中の仮校舎として西中野小学校に通学させるなんて・・・
練馬区の中村西小学校の近くに住む生徒にとっては、あまりに遠い通学になるだけでなく、開かずの(迷惑)踏切を越えて通学しなければならないなら、もういっそ練馬区民になったほうが楽でしょうね。 
西武池袋線の踏切はもう消えてますから。 

中野区の西武鉄道は沼袋近くの踏切までは消える予定ですが、野方駅に近い踏切から西側はそのままの予定です。  
そして、すでに杉並区では高架式で踏切を解消する予定になったそうです。 
・・・中野区の鷺宮地域は踏切解消問題から見捨てられるだけでなく、鷺宮地域に住む児童生徒に負担を強いる計画を、なんの対策を施さずに進む予定の様子です。 

想像してみてください。 
北中野中学校の8割以上の生徒が、朝の8時頃に歩道もない生活道路の踏切前に溜まるんです。 
もしそうなったら、中野区が教育を蔑ろにする大人たちで構成されていることが日本中に露見するのでしょうね。
もしこの妄想が現実となったら動画を撮影してテレビ局に投稿しますね。 
You Tubeなどの動画投稿サイトにもアップすることでしょう。 
かつては中野区の教育委員を公選までしていた中野区が、いまでは児童生徒にこんな負担を強いてますって。 


私は学も知識もない浅慮な区民ですが、一つ思うことがあるんです。 
統合計画はあって良いです。 
児童生徒が減っているのですから仕方ありません。 
問題は計画の進め方と順序です。 
もし、本当に児童生徒たちのことを思うならば、開かずの踏切の負担を減らしたいのであれば、こんな計画はどうでしょう? 

鷺宮小学校と西中野小学校の統合を少しだけ後回しにするんです。 
2・3年で良いのではないでしょうか? 
八中と四中の統合で空いた八中の校舎を、北中野中学校の仮校舎にするんです。中学生規格の八中の校舎を、そもまま北中の仮校舎にするんです。これなら白鷺地域の生徒以外は踏切を越えません。 で、北中の改築が終わったら、そこで八中を新小学校の校舎に改築するんです。もしかしたら、その頃には西武鉄道が地下鉄になっているか高架になって踏切が消えているかもしれません。
あくまでも、児童生徒の為の都合で、大人の都合は考えてませんが・・・

我々は有権者であり、税金を収めている大人たちです。 税金の使いみちをきちんと決めていけば、児童生徒が踏切を渡って通学するような酷い計画を止めたり、西武鉄道から踏切を消すことを最優先で勧めるはずですよね? 

それとも、
児童生徒が迷惑踏切やら開かずの踏切で苦しんでも知らん!
っていう意見でしょうか? 

2019年4月21日は中野区議会選挙です。 
西武鉄道の、中野区辺境地域で踏切解消問題を先送りされているだけでなく、児童生徒に負担を強いる計画に賛成か反対かを、各候補者は表明してほしいですね。 
小学生が開かずの踏切で立ち往生してもよし! 
北中の生徒が大挙押し寄せて開かずの踏切をそのままにしている西武鉄道の踏切前を占拠してもよし! 
という候補者なのか? 

開かずの踏切は迷惑だ、公害だ、社会悪だ、と断定し、解消に向けて全力で取り組みつつ、児童生徒のために小中学校の統廃合計画の進め方や順番にメスを入れる候補者なのか? 

最後にひとつ。 
児童生徒が踏切で事故を起こして犠牲が出ないと見直さない、なんて事と大人は私は認めませんから。