前回のブログ記事から踏切問題を続けます 
西武鉄道迷惑踏切に対する中野区の姿勢と方針
中野区議会でのとある議員からの質問 
私は、これまで鷺宮小学校西中野小学校 の統合における通学路の踏切の課題解決について繰り返し質問してまいりました。決算特別委員会での通学路に跨線橋を設置すべきとの質問に対し、
「現在の線路上に新たな跨線橋を整備することはなかなか難しいと考えているところでございますが、児童の安全確保は何よりも優先されなければならず、たとえ連続立体交差事業が実現するまでの間という限定された期間となるとしても、跨線橋の設置が最も有効に働くということであれば、実現に向けた区有地の暫定活用の検討や西武鉄道への働きかけなど、必要となる条件整備を行っていく考えでございます」
と区長から答弁をいただきました。区長は施政方針で
「西中野・鷺宮小学校の統合に当たり、安全な通学路の確保方策の検討を進めます」
と述べられています。
 その後、児童の安全確保のための対策について進展が見られたのでしょうか。跨線橋の設置などについては検討が進んでいるのか、伺います。
 

区長からの答弁は 
GRIDMAN09
 最後に、鷺宮・西中野小学校 の統合に当たっての通学路安全対策についてでございます。鷺宮小・西中野小の学校統合に当たっては、子どもたちが西武新宿線の踏切を渡って登下校することになるなど、通学路の安全確保が課題と認識しております。西武新宿線に跨線橋を設置する可能性を検討しているところでございます。西武鉄道にも接触し、話し合いを始めたところでございます。将来、踏切除去を目指している連続立体交差事業との関係について整理し、西武鉄道との話し合いを進めていきたいと考えております。


統合小学校の開校に間に合わせるという答弁ではありませんでした。 

★引用議事録は「平成31年02月19日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録」からのもの

次に北中の改築に関する質問です。 
 次に、北中野中学校の校舎改築について伺います。北中野中学校の校舎改築を統合後の西中野小学校 を仮校舎として活用する際、全ての生徒が踏切を渡り通学する通学路の課題について、過去にも質問し、再編担当の見解を求めました。
「北中野中学校では、現在も踏切を渡って通学している生徒があり、中学生については小学生ほどの配慮は必要ないのではないかというふうにも考えているところでありますが、他の中学校と同様に生活指導や交通安全指導を適切に行ってまいりたいというふうに考えております」
とお答えになっています。この点について、教育委員会の考えは変わっていないのでしょうか。伺います。私は、中学生にとって踏切遅刻は重要な問題であると考えます。
 北中野中学校校舎改築の仮校舎の位置について再検討が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。伺います。
 

以上に対する入野貴美子教育長の答弁 
 次に、北中野中学校の改築における仮校舎についての御質問にお答えいたします。仮校舎を使用する整備手法については、学校によっては通学時に課題等があることは認識しているところでございます。こうした課題への対策として、現地建て替え、通学路の設置、変更や跨線橋設置の可能性など、他区の事例等も踏まえながら、様々な角度から検討してまいりたいと考えております。


建て替えることは決まっているけれど、踏切対策はまだ検討中の様子。 
統合します、改築します、踏切のことは後回しです、と言っているようなもの。 
まず踏切をどうにかしてください。 
どうにもできないのであれば跨線橋なり地下道なりの整備計画を示してから、統合や改築を進めてください。 
この状況では、なし崩し的に統合と改築が進んで、児童生徒たちが踏切で立ちつくす姿しか妄想できません。
ま、踏切のない中野区役所付近のお役人様たちには、野方から西側の中野区辺境地域のことは関係ないのでしょうけれど・・・

★引用議事録は「平成31年02月19日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録」からのもの